自分へのちょっとしたご褒美に、
「Patisserie EspoirRouge」
食べる
2026.04.22
西蒲区漆山にあるケーキ屋さん「Patisserie EspoirRouge(パティスリーエスポワルージュ)」。赤い屋根が可愛いお店に入ると、季節のフルーツをふんだんに使ったケーキや、ふわふわなシフォンケーキが出迎えてくれます。ケーキを作っている梨本さんに、お店を開けるまでのことなど、いろいろお話を聞いてきました。
梨本 翔平
Shohei Nashimoto(Patisserie EspoirRouge)
1989年新潟市西蒲区出身。新潟調理師専門学校で製菓を学び、新潟市内のケーキ屋さんやレストランで働く。その後、実家の「美容室ナシモト」を改装し昨年1月に「Patisserie EspoirRouge」をオープン。仕事と育児に奮闘中のパパ。
思い描いたケーキができると、面白い。
梨本さんが、お店を開くまで。
――「美容院ナシモト」と同じ建物の中にお店があるんですね。こちらの場所はもしかして……
梨本さん:両親がやっている美容室でもあり、僕の実家でもあります。僕がお店を出すときに、美容室を縮小してもらいました。小さい頃から、両親が家からすぐ仕事に行っている姿を見て、「こういう働き方っていいな」と思っていて、この場所にお店を作らせてもらうことにしました。
――そもそも梨本さんが、お菓子づくりを仕事にしようと思ったきっかけは?
梨本さん:小さい頃から、ホットケーキとかクッキーとか、自分で作っていたんです。中学生ぐらいのときにお菓子を仕事にしたいと思いはじめて、市内の専門学校で製菓を学びました。卒業した後は、市内のケーキ屋さんやレストランで15年くらい働いて経験を積みました。レストランでは、アミューズやオードブル、デザートを担当して、日によってはブライダルのコース料理やウェディングケーキも作っていました。
――その頃から、自分のお店を持ちたいという思いはあったのでしょうか。
梨本さん:専門学校に入った時点で、自分のお店を持ちたいと思っていました。でも、卒業していざ働いてみると、飲食の仕事の大変さを改めて実感して……。長時間勤務のお店が多くて、月に3、4回しかお休みが取れないときもありました。この仕事が好きなので辞めようとは思わなかったんですけど、自分のお店を出すことは、もっとしっかり考えてからにしようって思いました。
――そんな梨本さんが、お店を出しました。
梨本さん:今のご時世にあった働き方を重視して、スタッフに負担をかけないようなシフトを組んだり、作るケーキも、自分好みの軽くて甘さが控えめのものを考えたりしたくて。それで自分のお店を開こうと決断しました。
――「自分の作りたいケーキ」をかたちにしたくなったんですね。
梨本さん:高校生の頃から、いろんなケーキ屋さんに行って食べ比べをしていたんです。いいなと思うものをベースに、自分でいろいろ作ってみたりもしました。自分の好みのケーキができると、やっぱり面白いなって感じますね。
――ところで、お店の名前の「EspoirRouge」にはどんな思いが込められているのでしょう。あまり聞き慣れない言葉なので、気になっていました。
梨本さん:他のお店と被らない名前がいいなと思っていたんです。お店の屋根が赤色だったので、「Rouge」という言葉は使いたくて。でも、それだと同じ名前のお店がたくさんあるから、フランス語で希望っていう意味を持つ「Espoir」を前につけました。頭文字の「Es(エス)」は僕の名前の頭文字の「S」につながるし、「poire」はフランス語で梨という意味なので、お店の名前としていいんじゃないかなって思ったんです。


Advertisement
何個も食べられるくらい、
甘さは控えめで、軽い食感のケーキ。
――赤を基調とした可愛らしい店内ですね。
梨本さん:店内も赤で統一したくて、壁の一面を赤にしました。上品さと可愛さのバランスがちょうどよくなるように内装のデザインを考えています。ショーケースの反対側の壁には、焼き菓子を並べるコーナーを作っています。焼き菓子はだいたい20種類くらい用意していて、季節ごとのギフトボックスもご用意していますよ。
――ショーケースに並ぶケーキも、キラキラしていて美味しそうです。
梨本さん:ありがとうございます。ケーキはだいたい15種類くらいご用意していて、普段頑張っているご褒美として食べてもらいたいケーキや、贈り物におすすめしたいデコレーションケーキもあります。老若男女問わず、親しみを持ってもらえるように、ひと目見て味が想像できるようなケーキ、季節のフルーツをふんだんに使ったケーキなどをまんべんなく作るようにしています。
――ケーキや焼き菓子を作る中で、梨本さんが大切にしていることはありますか?
梨本さん:何個でも食べられるケーキを作るように意識しています。僕自身、甘さが控えめで軽い食感のものが好きなので、クリームやスポンジは軽めに仕上げています。あとは、ケーキに使う食材の組み合わせや、クリームの味を変えてみて、ケーキごとの違いを楽しんでもらえるようにもしています。
――いろいろ食べ比べしたくなります。梨本さんのおすすめのケーキを教えてください。
梨本さん:「幸せのシフォン」はぜひ食べてもらいたいですね。シフォンケーキの空洞部分に、クリームを詰めてお出ししているもので、シフォンケーキの柔らかさを存分に楽しんでもらえるケーキになっていると思います。以前、とある講習会で、この元になったシフォンケーキを食べたとき、すごく感動したんですよ。自分なりにアレンジを加えて「幸せのシフォン」ができあがりました。
――こんなに大きなシフォンケーキが食べられるって、ワクワクします。
梨本さん:結構大きいサイズではあるんですが、するっと食べられちゃうくらい軽いんですよ。以前、2日連続でこれを買ってくれた年配のご夫婦がいて、「ふたりでぺろっと食べられた」って言ってもらえたくらいです。一度食べてもらえたら、納得してもらえると思うので、ぜひ味わってみてほしいです。


Advertisement
頑張った自分のご褒美に、
選んでもらえるケーキを、作りたい。
――これから「Patisserie EspoirRouge」をどんなお店にしていきたいですか?
梨本さん:お土産としてはもちろん、普段の自分のご褒美にも買いに来ていただけるようなお店にしていきたいなって思っています。お休みの日だけじゃなくて、お仕事終わりにもふらっと寄ってもらえたらいいですね。今は物価が上がってきていますけど、どんな人にも買ってもらえるように、いろんな価格帯のケーキをご用意していけるように頑張っていこうと思います。
――梨本さんの今後の目標を教えてください。
梨本さん:近隣の方にお店を知ってもらえるようになったので、これからは少し離れた地域の方にも、お店を知って、来てもらえるようにしていきたいなと思っています。


Patisserie EspoirRouge
Advertisement
関連記事
食べる
アメリカンスタイルのハンバーガーにこだわる「THE US BURGER」。
2022.09.22
食べる
気軽に過ごせる「家」みたいな店「手づくりごはんとお酒Chise」。
2024.08.14
食べる
旧副知事公舎にオープンした、鉄板フレンチレストラン「別邸 涵養荘」。
2021.08.28
食べる
本格的で家庭的なハンバーガーを楽しむ「LEATHER TRAMP KITCHEN」。
2021.04.23
食べる
食物アレルギーでも食べられる「ちいさなほし」の「おこめパン」。
2020.09.10
食べる
パフェのようなアイスで、夜のドライブを盛り上げる「月曜からアイス」。
2023.12.17


