地元の魅力を再発見できる
旅行情報誌「地球の歩き方 新潟」

その他

2026.04.28

text by Kazuaki Yamazaki

いよいよゴールデンウイークがはじまります。旅行の予定を立てている方もいると思いますが、旅のお供として長い間愛され続けてきたのが旅行ガイドブック『地球の歩き方』シリーズです。2020年からは国内版をスタートし、今年の3月にとうとう新潟版が発売されることに。知事を表敬訪問するために来県した、編集プロデューサーの清水さんにお時間をいただき、新潟版の編集を通して感じたことを聞いてきました。

Interview

清水 裕里子

Yuriko Shimizu(株式会社 地球の歩き方)

千葉県生まれ。大学卒業後は編集社で経験を積み、2021年より「株式会社 地球の歩き方」に入社する。山登りやスキー、キャンプなどアウトドアを楽しんでいる。

「海外旅行のバイブル」が
国内版をはじめたいきさつ。

――清水さんは、いつから『地球の歩き方』に関わってこられたんでしょうか?

清水さん:2021年からです。1979年に「ヨーロッパ」「アメリカ」を創刊して以来、ダイヤモンド・ビッグ社が『地球の歩き方』を発行してきましたが、2021年から学研グループに事業譲渡されたんですよ。そのタイミングで株式会社地球の歩き方に入社しました。

 

――入社した動機を聞いてもいいでしょうか?

清水さん:旅が好きだったこともあって、海外の国々に触れてみたかったんです。今まで親しんできた『地球の歩き方』と学研が融合することで、どのように新しくなるのかにも興味がありました。

 

――国内版が発行されたのはいつなんですか?

清水さん:創刊40周年記念と2020年の東京オリンピックに合わせて「地球の歩き方 東京」を発行することになりました。でも新型コロナウイルス感染症の影響でオリンピックが延期されることになってしまったんです。発売しても受け入れてもらえるのか不安でした。ところが発売してみると、都内に住んでいる方々が購入して、10万部の大ヒットになったんです。

 

――それはすごい。

清水さん:自分が暮らしている地域の、知らなかった魅力を再発見できたことが反響を呼んだんですよね。そこで「地元の再発見」をテーマに国内版のシリーズ化がはじまりました。

 

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新潟版を編集していて大変だったのは、
魅力的なスポットが多過ぎること。

――このたび新潟版を発売することになったいきさつを教えてください。

清水さん:新潟版を望む声が多かったんですよ。エリアの選定をする際には、読者の声を大切にしているんです。以前「東京」を発行した際には23区外の都民から「地元が掲載されていない!」というお叱りの声がたくさん寄せられたので、急遽「東京 多摩地域」を発行したんです(笑)

 

――そんな事情があったとは(笑)

清水さん:佐渡金山が世界遺産登録を受けて注目が集まっていることや、食の宝庫でガストロノミーツアーにぴったりということ、国内ナンバーワンが多いことなども新潟版発売の理由ですね。

 

――新潟県民としては、聞いているだけで嬉しくなっていきますね。それにしてもすごい厚さですね(笑)

清水さん:500ページ近くあるんですよ(笑)。魅力的なスポットが多過ぎて誌面に入りきらないので、選定するのが大変でしたね。情報が多過ぎてフォントが小さ過ぎるところもあったんですが、削ろうとしても削ることができる部分がなくて、結局はそのままの大きさになってしまいました(笑)

 

――それは大変でしたね(笑)

清水さん:反対に私のわがままで、新たにつくった特集ページもあったんですよ。

 

――それって、どのページなんですか?

清水さん:古町の特集ページです。最初は特集にする予定はなかったんですけど、取材で古町を訪れてみたら、古き良きものがたくさん残っている素敵な街だと感じたんです。新潟にゆかりがないからこそ俯瞰で見ることができたし、地元の方々が気づいていない素敵ポイントにも気づけたのかもしれないですね。

 

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地元の人間も知らないような
再発見の詰まっていいる一冊。

――これまで『地球の歩き方』の編集をしてきて、楽しいと感じたことはありますか?

清水さん:取材はもちろんですが、編集に携わることでその土地について学べるし、旅しているような気分を味わえることですね。今回の新潟版でいえば、「燕三条」という名前はよく耳にしていたものの、下越地方の「燕市」と中越地方の「三条市」という別々な地方区分だということを初めて知ったんですよ。

 

――え、どちらも下越地方だと思っていました……。新潟県民でも知らないことってあるんですね。

清水さん:それこそ国内版のコンセプトになっている「地元の再発見」なんですよね。地元に素敵なスポットや歴史、文化があるのに知らないことも多いので、この一冊で新潟の人にも新潟を再発見していただけたら嬉しいですね。

 

――これだけ情報の詰まっている新潟版のなかで、清水さんがいちばん気に入っているページがあったら教えてください。

清水さん:「新潟の愛されスーパー 原信&ウオロク」のページですね。地元で愛され続けてきたお店の商品を、閉店する際に受け継いでつくり続けている原信さんの存在を知って、地元に寄り添っていこうとする心意気を感じました。

 

――ぜひ読んでみたいと思います。それでは最後に、新潟の皆さんにメッセージをお願いします。

清水さん:取材や編集を通して、新潟の方々の地元愛を強く感じました。「地球の歩き方 新潟」には、県民誰もが知っているお馴染みのネタから、知っているようで知らなかったネタがたくさん詰まっていますので、この本のなかで新潟を旅していただきたいですね。

 

地球の歩き方

※最新の情報や正確な位置情報等は公式のHPやSNS等からご確認ください。なお掲載から期間が空いた店舗等は移転・閉店の場合があります。また記事は諸事情により予告なく掲載を終了する場合もございます。予めご了承ください。

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