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常連の学生や地元の人たちに愛されている、内野駅前の「らーめんさすけ」。

新潟市西区の内野駅前にある「らーめん さすけ」は、新潟大学や日本文理高校の学生たちをはじめ、駅を利用する地元の人たちや、お酒を飲んだ帰りの人たちに愛されている、町のラーメン屋さんです。どんなラーメンをどんな思いで作っているのか、今日は店主の鈴木さんにいろいろとお話を聞いてきました。

 

 

らーめんさすけ

鈴木 祐介 Yusuke Suzuki

1976年新潟市中央区生まれ。調理師専門学校卒業後、結婚式場でホールスタッフとして勤務。ワーキングホリデーを利用してオーストラリアのホテルで働いた後、新潟に戻って雑貨店を経営する会社に就職。2005年に独立して内野駅前に「らーめん さすけ」をオープン。

 

学生の常連客や、飲んだ後の〆に寄るお客さんが多いラーメン店。

——「らーめん さすけ」はオープンしてからどれくらい経つんですか?

鈴木さん:2005年にオープンしたのでもう16年経ちますね。ラーメン屋にしては続いている方だと思います。

 

——それだけ地元の人たちに愛されているということですよね。どんなお客さんが多いんですか?

鈴木さん:うちはほとんどが常連の学生さんですね。飲んだ後の〆に寄ってくださるお客様も多いです。内野駅の前にあるので、終電で帰るお客様もよく利用してくれていますね。

 

——土地柄、やっぱり学生さんは多いんですね。

鈴木さん:新潟大学や日本文理高校の学生さんが多いですね。サークルや部活動の集まりで寄ってくれることもあります。常連の学生さんにはワンコインでラーメンを食べていただけるパスを進呈しているんですよ。

 

 

——お酒を飲んでから立ち寄るお客さんも多いということですけど、このお店のラーメンの味が恋しくなるんですかね。

鈴木さん:だからうちのラーメンは飲んだ後でも美味しく食べていただけるように、変に凝ったりはしないで、スタンダードで食べやすい味にしてあるんです。王道の味噌ラーメンや醤油ラーメンなんですよね。

 

——なるほど。今までお店をやってきて大変なことってありますか?

鈴木さん:それはもう、お客様が来ないことです!

 

——今のお答え、早かったですね(笑)。かなり食い気味でしたけど……。

鈴木さん:まさしく新型コロナウイルスの影響を受けているこの1年くらいがそうなんです。前年比で6〜7割に売り上げが落ちてしまいましたね……。飲みに出る人もほとんどいなくなりましたもんね。

 

——たしかに厳しい状況ですよね。じゃあ逆に最近よかったことってありますか?

鈴木さん:しばらく顔を見なかった常連のお客様が、久しぶりに顔を出してくれたときですね。忘れられてなかったんだって思って本当にうれしいですよ。

 

雑貨店で働くつもりが、ラーメン店を任されることに。

——鈴木さんは最初からラーメン屋さんをやろうと思っていたんですか?

鈴木さん:調理師専門学校には通っていましたが、ラーメン屋をやろうとは思っていなかったですね。専門学校を卒業してからは結婚式場のホールスタッフをやっていました。その後、ワーキングホリデーを使ってオーストラリアに行ったんです。日本と協定を組んだ国に一定期間滞在できて、滞在費を補うために働くことができる制度です。働く時間が決められていて、住む場所や食事が与えられるんです。条件によっては給料をもらえる場合もあります。

 

——オーストラリアでは、どんなところで働いたんですか?

鈴木さん:「ラミントンナショナルパーク」っていう国立公園の中にあるホテルでした。多少の言葉はわかりましたが、最初の頃はコミュニケーションもうまく取れなかったので相当メンタルをやられましたね(笑)。でも仕事の段取りも覚えてくるし、毎日一緒に働いていると相手が伝えたいこともニュアンスでわかるようになってくるんです(笑)

 

 

——言葉がわからなくても通じ合えるようになるんですね。オーストラリアにはワーホリでどのくらい滞在したんですか?

鈴木さん:期限だった1年が経って、日本に帰国しました。またオーストラリアに行って暮らそうと思っていたんですけど、その頃に奥さんと出会ったので、オーストラリアで暮らす夢をあきらめました。

 

——帰国してからはどこかに勤めたんですか?

鈴木さん:雑貨店を経営している会社に就職しました。ところが、その会社の新事業でラーメン店を始めることになったんです。飲食店経験者が私だけだったので、そのラーメン店を任されることになったんですよね。

 

——おお、急展開でラーメンに。でも鈴木さん、ラーメンを作った経験はあったんですか?

鈴木さん:ラーメン店でアルバイトしたことはあったんですけど、作るのは初めてでしたね。それでラーメン店の方に作り方を教えてもらったんです。店舗をふたつオープンさせたんですが、仕事がハードでメンタルをやられたのと、子どもが生まれたのとで独立することを考えて、この「らーめん さすけ」をオープンしたんです。

 

飲んだ後でも食べやすい、スタンダードなラーメン。

——ラーメンのこだわりを教えてください。

鈴木さん:先ほども言ったように、凝った特徴はあえて作らず、飲んだ後でも食べやすいラーメンを心がけています。あと毎日製麺している自家製麺を使っています。製麺してから1日〜2日寝かせて熟成したものを使っているのでコシの強い麺になっていますね。

 

——おすすめメニューはありますか?

鈴木さん:一番人気があるのは「みそらーめん」ですね。お店を始めたばかりの頃は「しょうゆらーめん」だけだったんですが、「みそらーめん」を出してみたら見事に当たって人気が出たんです。その他に「にぼしみそらーめん」も人気があります。こちらは「みそらーめん」より味が濃くて煮干しががっつり効いたラーメンになっています。

 

 

——「みそらーめん」はどんな材料を使って作っているんでしょうか。

鈴木さん:スープのダシに使っているのは鶏ガラ、豚のゲンコツ、煮干し、カツオ節、キャベツやタマネギなどの野菜ですね。味噌は新潟県産の越後味噌を使っています。

 

——(食べてみて)本当に食べやすい王道の味噌ラーメンっていう感じがしますね。最後になりますが、今後はどんなふうに営業していきたいですか?

鈴木さん:「カレーらーめん」とか「酸辣湯麺(スーラータンメン)」とか、メニューに載せていないけど提供しているラーメンも実は多いんです(笑)。今後はそういうラーメンもメニューに載せて充実させていこうかなって思っています。うちは飲んだ後の〆に立ち寄るお店っていうイメージが強かったんですけど、今後は食事をメインにしたお店へのシフトも考えています。今は飲食店みんなが苦しい状況ですので、まずお店を存続することだけを考えて営業していきたいですね。

 

 

らーめんさすけ

〒950-2112 新潟県新潟市西区内野町552

025-263-3711

11:30-14:00/19:00-24:00

日曜祝日休

 

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