「抱っこdeダンス」を五泉に広げる
認定講師の子育てママ「長谷川智美」

その他

2026.04.18

text by Kazuaki Yamazaki

お母さんやお父さんが、赤ちゃんを抱っこしたままダンスを楽しむ「抱っこdeダンス」をご存知でしょうか? 今回は五泉市で「抱っこdeダンス」の輪を広げようと取り組んでいる、認定講師の長谷川さんをご紹介します。

Interview

長谷川 智美

Tomomi Hasegawa(抱っこdeダンスの輪)

1980年新潟市秋葉区生まれ。ファッションビジネス専門学校卒業後、結婚式場や建設会社、専門学校、新潟県庁と様々な職場で働き、長男の出産を機に専業主婦として家事や育児に励む。2020年より五泉市の母子保健推進委員となり、2022年には「抱っこdeダンス」の認定講師となる。二児のママで、ごせん子育て戦隊ハグレンジャーのグリーンでもある。

五泉の子育てママが講師として広げる
「抱っこdeダンスの輪」とは。

――長谷川さんは、以前紹介した「ごせんファミリーサロン OTENTO」の寶川(ほうがわ)さんと同じ「ごせん子育て戦隊 ハグレンジャー」のメンバーなんですよね。何色の戦士なんですか?

長谷川さん:私はグリーンです(笑)。希望を聞かれたのでブルーと答えたんですが、みんなからは「グリーンっぽいよね」と言われてグリーンになりました(笑)

 

――皆さんのイメージで決定したんですね(笑)。長谷川さんが広めようとしている「抱っこdeダンス」について教えてください。

長谷川さん:赤ちゃんを連れたお母さんでも気軽に楽しめるよう、抱っこをしたり周りで遊ばせたりしながら、音楽に合わせて身体を動かして楽しむコミュニティなんです。「抱っこdeダンス」は、ダンサーとして活躍していた新潟市の小柳沙希さんと、新発田市出身で大分県在住の品川瑶子さんが代表を務めていて、今では全国にいる認定講師がその輪を広げています。

 

――長谷川さんはどのように取り組んでいらっしゃるんですか?

長谷川さん:月に1〜2回、五泉市や新潟市秋葉区で1時間くらいの講習を開いています。ストレッチをした後に赤ちゃんの抱っこの仕方を確認して、それからダンスを楽しむんです。終わったら後片付けをしながら、みんなでおしゃべりを楽しんでいます。

 

――クラブやサークルみたいな雰囲気ですね。

長谷川さん:そんな感じかもしれませんね。ダンス教室ではなく、お母さんや赤ちゃんにとっての癒しになるコミュニティなんですよ。だからダンスができなくても大丈夫ですし、初めての方でも安心して楽しんでいただけるよう心がけています。

 

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子育てママ同士で支え合える
母子保健推進員や「抱っこdeダンス」

――そもそも長谷川さんは「母子保健推進員」として子育て支援にも携わっているんですよね。

長谷川さん:母子保健推進員は「子育てサポーター」とも呼ばれていて、行政とお母さんをつなぐ役割なんです。赤ちゃんがいるお母さんの相談相手として、悩みを聞いたりコミュニケーションを取ったりすることで、気分をリフレッシュして、孤独な子育てを防ぐことができるよう家庭訪問をしています。

 

――子育て中のお母さんと話してみて、感じたことってありました?

長谷川さん:私も育児中なので共感することも多くて、癒しに行っているつもりが癒されて帰ってくることも多いですね(笑)。やってみて感じたのは、お母さんたちの気持ちが楽になるように、頼れる環境が周りにもっとあればいいなっていうことです。

 

――なるほど。

長谷川さん:コロナ禍では訪問することができなくなってしまったので、オンラインイベントを開いてストレッチや料理、おしゃべり会を楽しんでいました。コロナ禍が落ち着きを見せてからは、インスタグラムでライブ配信をおこなうようになったんですよ。

 

――お母さんに孤独を感じさせない活動を続けてきたんですね。

長谷川さん:私も子育て中でしたから、支え合いたいという気持ちがありましたね。そんなときにSNSのおすすめ動画で「抱っこdeダンス」を知って、参加してみたらめっちゃ楽しくてハマってしまいました。高校時代からジャズダンスをやってきたんですけど、出産を機に遠ざかっていたので嬉しかったですね。

 

――それで講師に?

長谷川さん:何度か参加しているうちに、五泉のお母さん達にもこの楽しさを知ってもらって、「抱っこdeダンス」の輪を広げたいと思うようになりました。それで認定講師募集があったので申し込んだんです。私のための募集だと思えるようなタイミングでしたね(笑)

 

――どういうプロセスを経て、認定講師になることができるんでしょうか?

長谷川さん:お母さんの身体の仕組みや赤ちゃんの無理のない体勢、抱っこの正しい仕方を講座で学んでから、模擬講座の動画を見てもらうんです。私は一期生のなかで最初に合格をいただいたんじゃないかと思います。

 

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みんな真剣に向き合っているから
子育てに間違っていることはない。

――講師としての喜びを感じるのって、どういうときですか?

長谷川さん:最初は恥ずかしそうに参加していたお母さん、お父さんが、終わった頃には喜んでいる姿を見られたときですね。お父さん同士がハイタッチしていたり、お母さんが「参加してよかった」と全身で喜びを表してくれるのは嬉しいです。おかげさまでいろいろなイベントからお声がけいただく機会が増えてきて、「抱っこdeダンスの輪」が広がっているのを感じています。

 

――続けてきた活動が実を結んできたわけですね。

長谷川さん:イベント会場では、抱っこを卒業した子どもも一緒にダンスしてくれんですよ。いつかその子達が子どもを生んで、今度はお母さんとして参加してくれるのが私の夢ですね。

 

――最後に子育てについての思いを聞かせてください。

長谷川さん:私は、子育てで間違っていることなんてひとつもなくって、どれもが正解だと思っているんです。ときに親の愛情のかけ方が子どもの求めるかたちと違って、すれ違いが生まれてしまうだけなんだと思っています。子どもの求めている愛情に気づいてあげるためにも、まず親の心の余裕が必要なんじゃないかと思っているんです。お母さんもお父さんも一生懸命子どもと向き合っているんだから、自分の育児にもっと自信を持ってほしいですね。

 

――いろいろな親子を見てきただけあって、言葉に重みがありますね。

長谷川さん:そう言いつつ、私も鬼の形相をしながら子ども達に怒鳴り散らしていたりするんですよ(笑)。それがなくなるような世界になってくれたらいいですね。

 

長谷川 智美

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