みんながいつも身につけている「服」。服は日常生活の当たり前の存在であると同時に、自分を表現する存在のひとつでもあります。新シリーズ『服と人。』は、新潟の街を舞台に、そこで生活する人たちのファッションと洋服にフォーカス(隔週水曜日更新予定)。 第12回に登場してくれるのは、看護師の小出丈一郎さんです。
企画/プロデュース・北澤凌|Ryo Kitazawa
ロケーション・加茂市
Brand:
cap – NEW ERA
outer – monkey time
cardigan – UNUSED
pants – Levi’s
shoes – Paraboot
Please tell us about your fashion:
Joichiro Koide
Q.ファッションは好きですか? – J.K.好きですね。高校生のとき、スケートカルチャーに触れてより好きになりました。/Q.スケートカルチャーのどんなところに惹かれたんですか? – J.K.ゆるくて、ダボっとしたサイズの服を着て、BMXやスケートボードで技をバッチリと決める。そのギャップに惹かれました。洋服に対する価値観とか、楽しみ方が一気に広がりましたね。あとは、世代関係なく、自然と輪が広がっていくのも面白いです。つながりがいつの間にか増えて、いろんな人から刺激を受けることができるというのもスケートカルチャーの魅力だと思います。/Q.洋服を参考にしている人はいますか? – J.K.スケーターではないんですけど、モデルのモーガン蔵人がストリートファッションを他のものとうまく組み合わせている感じとかが良くて、ときどき参考にしています。/Q.洋服を合わせるとき、特に意識しているポイントはありますか? – J.K.色味とサイズ感ですかね。性格的にあまり前に出るタイプではないんですけど、本当は、目立ちたいという気持ちもあって、服装では人目につく色をどこかに入れるようにしています。サイズ感は、同じ服でもサイズがひとつ違うだけで、よくも悪くも印象がガラッと変わると思うんです。大きすぎてだらしなく見えることもありますけど、スタイルによって、あえてだらしなく着るのがカッコいいと思えることもあって。なので、僕はネットではなく、必ず試着してから服を買うようにしています。/Q.ファッションを好きになって良かったことや、悪かったことは? – J.K.良かったことはたくさんあるけど、悪かったことはないですね。新しい洋服との出会いがあるから、新しい自分やスタイルを見つけられるし、楽しくなって気分も上がります。洋服は自分を表現してくれるものだから、みんな自分の着たいものを着て、好きに楽しむのが一番だと思います。/Q.ちなみに、最近新しい洋服との出会いはありましたか? – J.K.ありました。この前、ふらっと立ち寄ったお店で、これまで着たことのなかった綺麗目なカーディガンを見つけたので、試しに着てみたら「意外とハマってるな」と思ったんですよね。普段のスタイルに、いつもとは違うスタイルのものを入れることで、化学反応みたいなものが起きて。そのときに、やっぱり洋服って面白いなと思いましたね。