みんながいつも身につけている「服」。服は日常生活の当たり前の存在であると同時に、自分を表現する存在のひとつでもあります。新シリーズ『服と人。』は、新潟の街を舞台に、そこで生活する人たちのファッションと洋服にフォーカス(隔週水曜日更新予定)。 第6回に登場してくれるのは、長岡造形大学で准教授としても活躍されている、写真家・山田博行(@hiroyukiyamada)さんです。
企画/プロデュース・北澤凌|Ryo Kitazawa
ロケーション・長岡市
Brand:
shirt – UNIQLO
T-shirt – Carhartt
pants – Pilgrim
shoes – New Balance
glasses – TART OPTICAL(USA)
Please tell us about your fashion:
Hiroyuki Yamada
Q.ファッション・洋服は好きですか? – H.Y.好きです。/Q. 山田さんにとってファッションとは? – H.Y.健康づくりです。時代の波とともに流動的に「着るもの」を意識してると、脳へ心地よい刺激を送れる気がします。毎日身に纏うものに対して「もう、着れればなんでもいいよ」となってしまったら、脳に新しい風が入りづらくなっちゃうんじゃないかと。それは僕にとって不健康な状態です。だから、ファッションについて考えることは、僕にとって健康そのものです。/Q.なぜクリエイターの道へ? – H.Y.美術大学に入る前は、宇宙開発まで含めた数学的な分野を学んでいたのですが、だんだん90年代のカルチャー、スケートボード、音楽、クラブ活動、ファッションに影響を受けて、「答えのないもの」に強く惹かれるようになったんです。それで多様な表現に溢れるクリエイターの世界に足を踏み入れました。/Q.フォトグラファーになってよかったことはありますか? – H.Y.これまで多くのブランドやデザイナーとクリエイションをしてきましたが、どんな現場でも新たな発見があったことですね。実際に現場で本物を見ることで洋服のデザインや機能、ブランドの思想を本質的に理解することができたと思います。