新潟市・本町で気軽にお好み焼きが楽しめる「お好み焼 まほろば」。
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2023.02.01
寒い季節は熱々の鉄板で焼き上げられるたこ焼きや焼きそば、お好み焼きがより美味しく感じますよね。新潟市中央区本町にある「イトーヨーカドー丸大」のなかで、30年近く営業しているお好み焼き店があります。その名も「お好み焼き まほろば」。今回はオーナーの川村さんから、お店のことやお好み焼きのことをいろいろ聞いてきました。


お好み焼 まほろば
川村 正文 Masafumi Kawamura
1949年 宮崎県生まれ。幼少期から父の転勤により全国各地を転々とする。茨城の経済大学を卒業後、奈良の倉庫会社やレコード会社での勤務を経て、お好み焼き店「通りゃんせ」を全国展開する大阪の会社に就職。1996年に現在の場所で「まほろば」をオープン。趣味はスポーツ鑑賞で、野球やサッカーが好き。
「まほろば」という店名にこめられた想い。
——川村さんはお好み焼きの仕事に就いて長いんですか?
川村さん:ここがまだ「通りゃんせ」のフランチャイズ店だったときに前オーナーから引き継いだので、もう30年くらい新潟でお好み焼き店をやってます。その前は「通りゃんせ」グループの直営店で店長をやったり、スーパーバイザーとしてフランチャイズ店を指導して回ったりしていました。

——どうして就職先にその会社を選んだんでしょう? お好み焼きが好きだったとか?
川村さん:そういうわけでもないんですけどね(笑)。お好み焼きで海外進出を目指しているというその会社のビジョンに、面白さや可能性を感じたんです。でもバブル経済が終息するとともに経営が悪化してしまって、とうとう倒産することになりました。でもそれから1年後になんとか再建する目処が立ったので、そのタイミングで退社して新潟に来たんです。
——それは大変でしたね。でもどうして新潟に?
川村さん:ここは元々「通りゃんせ」のフランチャイズ店で、元オーナーが私の奥さんなんです。最初は「通りゃんせ」として営業していましたが、フランチャイズならではの制約があって思うように営業できなかったので、外れることにしたんです。それで1996年から「まほろば」としてリニューアルオープンして、私が店を引き継ぐことになったんですよ。

——「まほろば」って、あんまり聞き慣れない言葉ですよね。
川村さん:私が長く住んでいた奈良県大和に伝わる言葉で、古事記のなかでヤマトタケルノミコトが詠んだ歌にも使われている古語でもあり、「素晴らしい場所」「楽園」という意味があるんです。このお店がそんな場所になってくれたらいいなという思いで名付けました。

イメージしたのは気軽に飲める洋風な居酒屋。
——こちらのオススメは、どんなお好み焼きなんですか?
川村さん:厳選した赤たまごを使った「ミックス玉」がオススメでしょうかね。豚肉と海鮮のバランスがよくて食べやすいお好み焼きです。3種のチーズを使った「チーズ玉」や「チーズもち玉」もオススメです。チーズの味を楽しんでほしいので、ソースではなく岩塩で召し上がっていただきます。
——焼き方にもこだわりがあるんでしょうか。
川村さん:うちは鉄板に油を引かないんです。充分温めた鉄板に生地を乗せ、5分くらい触れずに放置してから焼きはじめると、具材が鉄板にくっつかずに焼けるんですよ。油を引かないからヘルシーだし、お客様の洋服に匂いが移らないし、お店も綺麗に保てるし、何かといいことが多いんです。
——へ〜、油を引かないと鉄板にくっつくイメージが強いんですけど、そんなことはないんですね。
川村さん:以前は提供時間を早くすることを優先して、表裏それぞれ4分ずつ焼いていたんです。でも今は倍の時間をかけて、じっくりと火を通すようにしています。そうすることで中までふっくらと焼き上がるんです。焼き方も時代に合わせながら変えていますね。

——「時代」といえば、お店に来るお客さんは30年の間に変わりましたか?
川村さん:はじめたばかりの頃は高校生がよく来てくれていたんですが、今は年配のお客様が多いですよね。若い人たちが郊外に家を建てて移住していったことは、大きな原因だと思います。あと、直接関係あるかどうかはともかく、携帯電話が普及しはじめた頃から若い人が来なくなった気がするんですよね(笑)。あのあたりから時代が変わっていったのかもしれません。

——「まほろば」さんは「イトーヨーカドー丸大」のなかでテナントとして営業されてきたわけですけど、そのおかげでよかったことってありますか?
川村さん:家賃以外にもお金がかかることも多いんですけど、その分守られているのは感じるので、安心して営業することができますね。買い物や習い事で訪れるお客様も立ち寄ってくれるのはありがたいです。以前は21時まで営業しなければならなかったり、年中無休でお店を開けなきゃいけなかったりという条件があったんですけど、長い期間にわたって交渉を続けてきたこともあって、今ではある程度自由に営業させていただいています。本当にありがたいですね。
——長く営業されてきた信頼があるからこそなのかもしれませんね。ところでひとつ気になっていることを聞いてもいいでしょうか。お好み焼きって、お客さんが焼くんですか? それともお店の方が焼くんですか?
川村さん:本来でしたら各テーブルに設置された鉄板で、わいわい楽しみながらお客様にお好み焼きを焼いて食べてほしいんです。でも実際は私どもが作ったものを召し上がっていただくことがほとんどですね。いずれにしても、お客様が楽しんでくださっている姿を見るのがいちばんの幸せですので、これからも自分の健康に気をつけながら、お好み焼きを焼いていきたいと思っています。

お好み焼 まほろば
新潟市中央区本町通6番町1122-1 CiiNA CiiNA (シーナシーナ) 丸大新潟 7F
025-225-1189
11:00-20:00
日曜、火曜定休
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